5thアルバム「LOVE」曲解説

今年で現在のメンバー5人になって10年です。

このアルバムが5枚目のアルバム。

とても良いものが作れた気がしています!

もう「愛」しかいらないです。



1.コバルト

→曲だけだと良くも悪くもなんだかよくわからない音楽ではあるな〜と気もしていたので、

この曲で4年振りに新しいMVなるものを作りました。


曲については「5」の解説ページに書いたので、今回はMVの話でもしようかと!

https://bakudanjohnny.amebaownd.com/posts/33422138


監督の達上空也くん達と初めて会ってから完成までで、私の感じた&思った事の情報量がかなり多く、文としてまとまらなくなりそうなので、MVに関しては色の事を主に書こうと思います。

最近は漫画家の友達と色盲について話したり、絵描きの友達との絡みも多く、「色」にまつわるテーマが自分の周りに多い気もしているので。


曲解説で詳しく書きましたが、歌詞の「コバルト色」については各々の解釈もあると思ったので、監督と話してあえて白黒の映像を基本にしました。

幻(三角のオブジェ?生物?)&犬(記憶無し)&男の関係(ある意味三角関係なのか、、?)

+そこに男の感情も交わった後、犬が過去を思い出すシーンのみ白黒じゃなくなってますが!

「色に気付く」と言いますか、記憶と色を結びつけている作品って訳なんですね。


あくまで私の言葉と感覚ですが、

他人との表現でインスタントな「外側」ではなく「感情の動きや内面」を音だけじゃなくて

映像も一緒に表現できた気がするので彼のシナリオに感謝してます。

というのと同時に、予期していなかった様々な偶然も良い方向に働いていたと感じました。

(爆弾の場合、そういうのあんまり無いから楽しかった)


「瞬間」の美しさが切り取られすぎる昨今に、「前後」というものが存在していると改めて

気付かせてくれるような気がします。

あと、自分の書いた歌詞を頼んでもないのに他人が書き起こしてるのを

おそらく初めて見たくらいで、なんか嬉しい気持ちになった。


このMVにまつわる全てが本当に楽しかったし、

私は小指を負傷したり、皆さんも色々大変でしたが、、

犬アレルギーなので本物の犬じゃなくて良かったです!!笑


兎にも角にも、見てくれて聴いてくれてありがとう!

(ところで、みんなはこの曲どういう時に聴くんだろう?笑)

りょーめー


↓監督の書いた歌詞のメモ(手書きがより一層、これはLOVE)




2.マリア

→4thアルバムの時に曲解説しましたが、やはり大切な曲なので

より多くの人に届いて欲しく、全国流通盤である今回にも収録させて頂きました。

曲解説は4thの時の曲解説ページをどーぞ。

https://bakudanjohnny.amebaownd.com/posts/21450596?categoryIds=2682322

りょーめー




3.ララララ

→曲自体は5年くらい前からあって、ライブでもよくやっている曲です。

同じリズムが反復する曲がやりたくて作りました。

2017年のZEPP TOKYOワンマンで初披露してから、遂にちゃんと音源化です!

その頃から楽曲も色々育ってきて、今5人で演奏すると、ジャーンってロックバンドな感じになります。(2018年のツアーで無料配布したバージョンとはだいぶ違いますね)

安田

(※この曲は安田の中の銀魂イメージらしい、ちなみに主題歌のコンペは落ちた、、笑)



4.LUST

→これで最後だと心に決めていても、欲に負けてまたやっちまう事もありますよね!

何がとは言いませんが、自覚があろーとなかろーと、余程強靭な精神を持つ者以外はだいたい誰しもが、無意識でも何かしらそーゆーのがあると思います。(お前の事だぞ、認めろな?)

どうせ同じ事を繰り返すような、他の誰にもなれないような、そんな生き方がひたすら続いていくだけなのかと。

タイトルを和訳すると「欲望」という意味です。それにLAST(最後)という響きのダブルミーニング的なノリです。(ここまで言わせんや、、、(?←聞いてないのにお前が勝手に喋ってる)

今まで自分が作ってきた曲の中でも個人的にはかなり好きな曲です!

メンバー各々が撮影した素材でキョウスケがMVを作ってくれましたので是非!

りょーめー


https://youtu.be/l6fJeCcpbNY



5.バトリズモ

→爆弾ジョニーの変名ユニット「あしあとJAPAN」による新曲です。

昨年話題になったアニメ「ピーチ♡いちごあめ」のEDテーマですね。

裏テーマは様々な暴力との戦いです。

ちょくちょく出てくる外国語はポルトガル語で「バトルしようぜ」って意味らしいです。

格闘技のテーマ曲や格闘家の方の入場曲などに是非使用されて欲しいですね(?

(あわよくば、もうTikTokとかで流行れ?)←その為にはサブスク解禁しなきゃですね、、

安田



6.スマイル

→この曲も5年くらい前に出来た曲で、リズムが一定で変わらない曲を作りたかったです。

(ララララと言ってる事が同じ過ぎる…)

「私の中のOL」が出てきた曲です。

会社で嫌な事があった帰りに、夜の日比谷公園とか散歩しちゃうイメージの曲です。

前に一度ライブでベース弾いたこともありましたね。。(タイチはその時はピアノ)

ギターも弾いてますが、鍵盤(クラビ)のソロが良いですね!

安田



7.CATTY

→ラブソング。自分の大好きな素敵な人達の唄です。

タイトルは小さいころ自分が持ってた宇宙人のキーホルダーに付けてた名前。

読みは「キャティ」です。

目の色が違うけど何個も同じの持ってて、全部名前はキャティでした、、笑

自分の好きな人はみんな宇宙人って事で(?


↓ちなみにりょーめーのデモはこんな感じでした

https://youtu.be/vl2NiH2dEgI

CDの音源はりょーめーの宅録を中心に、メンバーが各々の自宅で音を重ねていったものを

更に切り貼りしながら作った感じです。

りょーめー




8.B級映画

→俺が中国映画だと思ってたものは香港映画だった。

この曲タイチくんが普段叩かないフレーズがちょくちょく出てきたり、いつものことだけど安田くんが色々アイデア出してくれたり、実際俺じゃなくてりょーめーが歌うからこそいらなくなった構成も削ったりしたから、自分が作ったっていうより皆にバンドの曲にしてもらった感じがあって気に入ってます。最後の方に1発だけ入ってる指パッチンとちょくちょく出てくるアコギはりょーめーのアイデアなんだけど、凄くいい。

今までの曲の中では1番リズム隊が前にきてる感じがあって音もかなり良く録れたと思うし、小堀くんのベースを活かすベストな選択が出来たんじゃないかな。

何かを思い返す時のちょっとあやふやな感じを変換して音に出来たから、わかりやすくロックってわけじゃないしポジティブでもないんだけど、ちゃんと今書いた曲って感じです。

たまにはこういうのも書きます。

キョウスケ



9.ハナノキの唄

→この曲を作る前にアルバムの収録曲がほとんど完成されてたので、雰囲気が他の曲と被んないためにアコースティックっぽい曲を作ることにしました。

ちなみに僕はギターが弾けないので、楽器は全て打ち込みです。

謎めいた歌詞ですが深い意味はありません。

『ティモシーの小さな奇跡』という映画を観た時にインスピレーションを受けて書きました。いつか「やさしい世界」で披露出来たらいいな…。

タイチ



10.忘却の羊

→自分の作曲の一つの方程式みたいなのが見えた気がしてます。

この曲は爆弾でやってみたけど、頭に色んな景色が広がる感じなので、これからも色んなカタチで育てたいし、広げていきたい曲に自分の中でなってます!


てな訳で、友達の漫画家「寺田浩晃」が絵をつけてくれるとの事で、映像を作ってみました。私が彼の作品に曲を提供したりはしていたのですが、逆もやってみたくなりお願いしました!

あと、シングル用のジャケと告知の際に流してた動画はデザイナーのももちゃんに頼んで描いてもらいました!どちらもとても気に入っている。。(なんかコレを派生させて何か作りたいくらい)


曲は全体的に「夢」とか「オブリ」「コラージュ感」みたいなテーマを決めて作り始めた気がします。あと、「夏休みのアニメ映画の主題歌」をイメージしました。

タイトルは「スケープゴート(贖罪の山羊)」ならぬ「忘却の羊」です。

いじめとか八つ当たりとかの様々な原因や、何も生まれない喧嘩をした事はいっそ忘れ去ってしまえば?そんな事より大事にする事ないの?といったような意味合いが伝われば、、、。


私は仮にですが、

二度と会えない家族や友達とかが居る世界がどこかにあるとするならば、

"私達は今日も此処で生きています。"って事を今は声を大にして言いたい感じです。

そんな曲です。

りょーめー


https://youtu.be/1lLkGrdsA4I


【寺田浩晃くんからのコメント】

→曲の不思議な魅力を邪魔しないよう

どこか遠く忘れられた国のおとぎ話みたいなイメージで描きました。

ちなみに、オリオン座の真ん中の3つの星は、

いつでも同じ距離で一直線、同じ明るさで光っているため、

三連星(みつらぼし)と呼ばれてるそうです。




最後まで読んでくれてありがとう〜

またいつかどこかのライブで会おう!!

爆弾ジョニー Official site(新)

爆弾ジョニーの新しい公式ホームページです。(2020年〜)